伝え方で人生が変わる|アメリカ留学✖︎不動産営業で学んだ「信頼される話し方」3つの力

アメリカ留学

はじめに|話し下手だった自分が、営業の現場で気づいたこと

こんにちは、HARUです!

新卒で不動産営業に就き、もうすぐ3ヶ月。この短い期間で1番感じたのは、

「話し方ひとつで、結果も信頼も全て変わる」

という事実でした。

学生時代、私はずっと「話すこと」に困ったことがありませんでした。野球部ではイベントリーダーでメンバーのまとめ役、チームの盛り上げ役。

みんなをまとめたり、場を盛り上げたりするのは得意な方だったし、コミュニケーションに少々自信がありました(笑)

しかし…野球部を引退しアメリカに留学した時、その自信はあっさりと崩れます。

言葉が通じない環境では、伝えたいことが全然伝わらない。

相手が何を考えてるのかも分からない。

ただ言葉が違うだけなのに、まるで「心」が隔てられたような感覚でした。

あの時の孤独感、もどかしさ。

あれほど「自分が伝えられない人間だったのか」と思い知らされた経験はありません。

でも、だからこそ気づけたことがありました。

言葉が通じなくても、「伝わる」ことはできる。

逆に、同じ言葉を話していても「伝わらない」ことはある。

この留学の経験をきっかけに、その後の不動産営業での実践を通して、私は「信頼される話し方」に必要な3つの力に気づきました。

今回は、その3つの力についてお話ししていきます。

「伝える」より「伝わる」を意識する力

留学先では、単語も文法も完璧じゃない英語で必死に話す私の言葉を周りの人達が真剣ん生きいてくれた経験が何度もありました。

彼らは言葉の正確さではなくて

私が「伝えたいと思っていること」を感じ取ろうとしてくれたんです。

この経験から、私の中で大きな気づきがありました。

それは、「伝える」は自己都合、「伝わる」は相手目線だということ。

営業でも同じです。一方的に話すだけでは、信頼は得られません。それは自己満足感を得るだけです。

相手の状況や気持ちを汲み取って、相手の言葉で話す。

自分が「伝えたいこと」ではなく相手が「受け取りやすい形」で伝える意識が大切だ

ということを学びました。

「自分の言葉」で語る力

アメリカでの留学中、私は「自分の言葉で話すことの大切さ」を思い知らされました。

最初の頃、英語で会話しようとすると、

「正しい文法で話さなきゃ」「間違えたら恥ずかしい」

そんな思いに縛られて、何も言えなくなってしまったんです。

言いたいことがあるのに、伝えられない。一生懸命覚えた英語を並べて話しても、どこか「自分の言葉じゃない」感覚があって、相手の心に響いていないのがわかる。

そんなある日、現地のクラスメイトに言われたんです。

“You don’t have to speak perfect English. Just be you.”

“完璧な英語を話さなくていい。ただ、自分らしく話せばいい”

この言葉で、肩の力が抜けます。

文法や発音の正しさよりも、自分の気持ちや考えを、自分の言葉で届けることが大切なんだと気づいたんです。

それからは、たどたどしくても「自分の想い」を込めて話すようにしました。

そうすると、相手も真剣に聞いてくれるし、少しずつ会話が通じるようになっていったんです。

社会人になって不動産営業をする中でもこの「自分の言葉で話す力」はとても大きな強みになりました。

例えば、建築する建物のスペック、立地の良し悪し、価格などの話をする時。

もちろん正確な情報を伝えるのは大事です。

でもそれだけではお客様の心は動きません。

大切なことは「その情報を自分がどう受け取ったか」まで話すこと。

事実と感情をセットで話すと、お客様は自然と想像し始めてくれるんです。

「自分の言葉で話す」って、別にカッコつけることでもうまく話すことでもありません。

自分の想いを等身大で言葉にして届けること。

どれだけ情報を詰め込んでも、ネットで調べればわかるようなことばかりでは心は動かない。

事実に「感情」が乗ると、相手はちゃんと受け止めてくれる。

それが「共感」になり、やがて「信頼」につながっていくと私は感じています。

留学時代に英語で苦しんだ経験があったからこそ、私は今日本語でも「自分の言葉」で話すように心がけています。

「聴く力」を磨くこと

「伝える力」と聞くと、どうしても「話す技術」ばかりをイメージしがちですが、実はそれ以上に大切なのが「聴く力」です。

アメリカでの留学時代、私は「伝わらない辛さ」と同じくらい「聴いてもらえる嬉しさ」も経験しました。

ある時、現地の人と話していて、どうしても言いたいことが伝えられず、もどかしさで泣きそうになったことがありました。

しかし、その人は言葉に詰まる私を急かさず、目を見て、ゆっくり頷きながら待ってくれたんです。

その時私は思いました。

「この人は”言葉”じゃなくて、”想い”を聴こうとしてくれてるんだ」

そう感じた瞬間、不思議と心がほぐれて、言葉を伝えることが出来ました。

この時の「聴いてもらえた」という感覚は、今でも私の中に深く残っています。

言葉ではなく”姿勢”で伝わる安心感。

それは、相手の心を開く力になると私自身が体感したんです。

この「聴く力」がどれだけ仕事だけでなく日常でも重要か。

それはよくある「レストランでの注文のミス」に例えるとわかりやすいです。

例えば、あなたがレストランでこう言ったとします。

「あまり重たくないものが食べたいです」

それを聞いた店員さんがすぐにこう返します。

「それなら、カルボナーラが人気です!」

…いやいや、”重たくないもの”って言ったのに!

って思いますよね。

でもこれ、ビジネスでもよくあります。

「相手の言葉を”聴かずに”勝手な解釈で返してしまう」「相手の言葉を”聴く前に”自分が言いたいことを決めてしまう」

これでは信頼は生まれません。

逆に、こんなふうに返されたらどうでしょう?

「なるほど、重たくないものをご希望なんですね。あっさりしたものだと、和風パスタやサラダプレートなどもありますが、お腹の具合はいかがですか?」

こんなふうに、相手の意図をしっかり”聴いて”から提案されると、

「この人はちゃんと理解してくれてる」と安心できますよね。

仕事でも全く同じです。

私が営業で土地オーナー様に提案をする時も、相手の言葉の奥にある”本音”や”背景”を聴き取れるかどうかで、信頼関係がまるで違ってきます。

話すより、まず聴く

そして、”言葉の奥にある気持ち”を聴き取ること。

それこそが、伝える以上に大切な「信頼される話し方」の基本だと、私は思っています。

まとめ|伝え方で人生は本当に変わる

アメリカ留学と不動産営業という、全く異なる経験を通じて気づいたことは、

「信頼される人の話し方」には、共通する3つの力があるということでした。

相手目線で話す力

”何を言うか”ではなく、”相手にどう届くか”を考えること。

わかりやすく伝える力

シンプルな言葉で、例え話を使ってイメージを共有すること。

聴く力

言葉の奥にある本音や気持ちを受け取り、共感を示すこと。

どれも当たり前のように見えて、意識していないとすぐ忘れてしまうもの。

ただ、この3つを日常で少しずつ意識するだけで、

人との信頼関係は大きく変わります。

そしてそれは、仕事だけでなく、家族、恋人、友人、どんな人間関係にも活きてくるものです。

私自身、「伝え方」を磨くことで、英語が通じなかったあの留学時代を経て、帰国後は昔よりもコミュニケーション能力が上がったと実感しています。

人生は”伝え方”で変えられる。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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